"秋季企画展 「福原京」の考古学"at西神中央「神戸市埋蔵文化財センター」

  • "秋季企画展 「福原京」の考古学"at西神中央神戸市埋蔵文化財センター
  • 日時:R3.8.28(土)-11.28(日) AM10:00-PM5:00
  • 場所:神戸市西区糀台6-1 西神中央公園内「神戸市埋蔵文化財センター」078-992-0656
  • 料金:入場無料
  • 内容:平安時代末期の治承4年(1180)、神戸にひらかれた「福原京和田京)」ですが、半年で京都へと都が戻されたこともあり、地上にはその痕跡がほとんど残されていません。そのため、幻の都とも言われるほどに実態が不明で、『方丈記』や『平家物語』などからその姿を想像するしかありませんでした。この都の姿が考古学的にはじめて確認されたのが昭和57年(1982)の神戸大学医学部付属病院構内で行われた楠・荒田町遺跡第2次発掘調査でした。その後、昭和61年(1986)には雪御所遺跡、平成5年(1993)には祇園遺跡の発掘調査が始まります。現在までの発掘件数は、楠・荒田町遺跡が65次、雪御所遺跡が7次、祇園遺跡が22次を数え、「福原京」、そしてその前後の歴史が少しづつ明らかになってきています。 平成3年(1991)にオープンした神戸市埋蔵文化財センターには、発掘調査で確認された「福原京」関連の考古資料・データが保管・蓄積され、当センターはその解明とともに歩んできたとも言えます。平清盛没後840年にあたる本年、「福原京」にかかわる調査成果について改めて紹介する企画展を当センター開館30年記念として開催いたします。
  • 情報:企画展関連イベント日が複数回あり。